非常時の資金繰りで、まずやるべきこと

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非常時の資金繰りで、まずやるべきこと

新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、企業倒産が起きています。

主な「コロナ倒産」

企業名事業内容負債額
愛トラベル国内旅行業3億円
田村屋旅館旅館業4.2億円
北海道三富屋コロッケ販売0.7億円
出所:帝国データバンク

2020年3月から数か月間で、融資・補助金・助成金の施策が次々に打ち出されております。当サイトでも、融資・補助金・助成金で使いやすいもの、その手順等を紹介してきましたが、それらの申請手続きを行っても、実際の入金には数ヶ月かかることも珍しくありません。


当たり前ですが、資金繰りはもっとも重要なことです。企業は赤字で倒産するのではなく、資金繰りが悪くなることによって倒産します。


平時でも重要なことは、キャッシュイン(売上増等による資金流入)を増やし、キャッシュアウト(仕入額削減等による資金流出)を抑えることですが、この非常時はシビアにそれらを実行し、なんとしても事業継続をはかることが必要となります。売上が伸び悩む中、今すぐやれることはキャッシュアウトを抑えることです。当たり前と思われるかもしれませんが、それを十分に行っていない企業も散見されます。


先に挙げた銀行から融資を受ける際には、銀行からは返済能力が審査されます。その際、キャッシュインを増やす施策よりも、キャッシュアウトを抑えることの方が、融資返済にあたってより実現性の高い方法として審査においては有効と判断されます。

ですから、仕入先への仕入れ値の減額交渉、事業所を借りている場合は大家さんへの家賃の減額交渉をすべきです。交渉慣れしていない場合、交渉自体に臆する場面もあるかと思いますが、そもそも皆様の会社が倒産してしまっては、それこそ仕入先や大家さんへ多大な迷惑をかけてしまうことになりかねません。


あきらめることなく事業継続の方法をシビアにお考え下さい。交渉にあたっては宮野敦行政書士事務所としてもご支援させて頂きますので、是非、ご相談ください。

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