他の会社は、どういう理由で技能実習生の受け入れを決めたの?

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他の会社は、どういう理由で技能実習生の受け入れを決めたの?

外国人技能実習制度とは

平成5年に創設された制度です。


外国人技能実習制度そのものの趣旨は、開発途上国の外国人を受け入れ、先進国である日本が培ってきた技能や技術、知識を習得させ、開発途上地域へ習得した技能等の移転を図ることで発展途上国の経済発展を支える人づくりに協力することです。


しかしながら、労働政策・研修機構の調査(企業における外国人技能実習生の受入れに関する調査)によりますと、

技能実習生を受け入れる理由のランキング上位は

1位 一定の人数の労働者を一定期間確保できるから

2位 日本人従業員を募集しても応募がないから
3位 日本人従業員を採用しても定着が悪いから
4位 途上国への技術・技能移転など、国際貢献のため

となっており、本来の制度趣旨である「途上国への技術・技能移転など、国際貢献のため」での採用は4位と低く、本来の制度趣旨との乖離が1つの課題となっています。


制度趣旨と受け入れる企業の考え方の乖離は、昨今、技能実習生の失踪等、様々な問題となって現れてきています。確かに、便利な労働力としての見方があることも事実ではありますが、それでは、受け入れる企業・外国人本人の双方にとってあまり良い結果を生みません。せっかくの外国人材でありますので、有効に活用していくように考え方を改めてみることをおすすめ致します。

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