「技術・人文知識・国際業務」ビザとは?

国内外の大学または日本の専門学校を卒業し、一定程度の技術や専門知識を持つ「高度外国人材」のうち、約75%が「技術・人文知識・国際業務」ビザを取得して日本で就職しています。
「技術・人文知識・国際業務」ビザは、名称を省略して「技・人・国(ぎじんこく)」と呼ばれてもいます。
学歴要件
①日本の大学(短期大学、大学院を含む)を卒業している
②日本の専門学校を卒業して専門士の資格を持っている
③日本の学校教育法に基づく大学・短期大学にあたる本国の学校を卒業している
※就職先でおこなう予定の業務内容と関連する学歴がある必要があります。
※学歴要件を満たしている場合は、実務経験がなくても「技術・人文知識・国際業務」ビザを申請することができます。
実務要件
①技術分野・人文知識分野:10年以上の実務経験
②国際業務分野:3年以上の実務経験
※就職先でおこなう予定の業務内容と関連する実務経験がある必要があります。
※実務経験を満たしていれば、学歴要件は不要です。
※実務要件を証明するために、過去に勤務した会社が発行する「在職証明」が必要になります。
在留期間
1年/3年/5年です。
通常、初回の申請では在留期間が1年間のビザを取得し、在留期間を延長する更新の手続きを重ねることが一般的です。
しかし、初めての申請であっても、採用される外国人材が極めて優秀である場合や、採用する企業や団体の規模が大きく、経営状態が優れている場合などは、最長の5年間の在留期間が認められる場合もあります。
建設業界でも有効
建設業界では、後継者や技術者不足が問題視されており、それにあわせるかのように外国人を雇用している事業所の比率は2010年頃から増加傾向にあります。
「技術・人文知識・国際業務」の在留資格での新規採用も建設業においては十分に検討に値するのではないかと思います。事実、この在留資格での雇用も伸びております。